仕向地:欧州/北米→欧州のみ
対象法令:低電圧指令、EMC指令など
参照規格:EN/UL/CSA 61010-1など
認証の費用対効果
クライアント課題
- 日本と欧州に販売実績はあるが、北米への販売実績はなし。
 - 欧州販売は10年以上前で、その際のドキュメントがきちんと引き継がれていない。
 - 海外担当がいないため、仕向地の法律や規則などの情報収集が困難。
 
支援内容
- 仕向地ごとの法令と各国の差分に関する説明会の開催
 - 日本向けのままでは販売できないことを納得いただいた上で、10年以上前に作成したドキュメントを精査
 - ドキュメントの確認と並行して仕向地の現行法令/規格の選定・概算費用とスケジュールの策定
 - 概算費用とスケジュールの策定
 - 再度仕向地を検討いただき、欧州のみに決定
 - 欧州向け仕様への設計変更支援の実施
 - 各種試験の手配
 - ドキュメントの作成
 
総括
今回は残念ながら10年前の資料を再利用することができませんでした。
しかし、事前に費用/スケジュール/お客様の負担を可視化することで、販売先を再検討いただくことが出来ました。
海外法令への対応の目的は販売を可能にすることではなく、利益と海外シェアを獲得することです。
そのため、総合的な判断で北米輸出を断念したことは無駄なコストの削減に繋がったと自負しております。
