プラント運営会社

産業プラント

CEマーキングの担当者/部署

有

CEマーキング実績

無

安全なプラント稼働

クライアント課題

欧州域内にプラントを建設/運営するために技術担当がCE部署と兼任。

 

  • CEマークの経験がないため、CEマークの適合及び稼働させるために何をしなくてはいけないのか一切不明。
  • ネットで情報収集するが何が正しいかわからない。
  • プラントにおけるCEマークの情報がない。
  • 各機械装置メーカーにCEマークの要請をしてみたが、自社がCEマークの名前しか知らない為、メーカーからの質問に答えられない、提出資料の妥当性判断ができない。

取り組み内容

当社はこれらの問題を解決するために、まずはプラント稼働/CEマーク適合のゴール(あるべき姿)を示しました。ゴールとは各装置の在り方、メーカーからの完成図書(提出書類)などです。ゴールをイメージいただきご納得いただいた上で、機械指令及びEMC指令のエンジニアをコーディネートいたしました。その後、プラントに配置される装置メーカー、数量、使用方法などを基にラインごとに取り纏めました。

 

そして各装置、装置間の機械的なリスクを机上で洗い出し各機械装置メーカーへの要件定義書を作成いたしました。要件定義書には具体的な法令/規格/機械安全/電気安全の要求を記載し、間接的に質疑応答の対応もいたしました。

 

また、対応できない各機械装置メーカーに対しては別途個別に支援をさせていただきました。ここまでは日本国内で実施し、実際にプラントに配置された後は現場にて最終評価とオンサイトでの試験を実施いたしました。日本での事前準備が功を奏し、手戻りもなくスケジュール通りに稼働させることが出来ました。その後も配置換えや装置交換、装置の増設の際にはご相談をいただき都度再試験のご案内や技術文書のアップデートを担っております。

プロジェクト成果

初めに関係各所の皆様に日本と欧州制度の違いをご説明したことにより、今のまま進めるのは危険だとの認識を得ることが出来ました。その上で稼働までのスケジュールとやらなくてはいけない業務をすべて可視化し、全員がゴールと現状を常時共有することで、生まれてくる新たな課題にも素早く対応することができました。

 

また、CEマークに関わる業務はすべて当社にアウトソースしていただいたので、クライアント担当者の皆様にはCEマーク以外のプラント稼働準備に専念していただけました。プラント稼働は大型プロジェクトですので、稼働が遅れることの機会損失/手戻り発生時の追加コスト/CEマークに携わることによる社内コストの発生、これらのすべてを防げたことがお客様に好評いただき、今もなお、顧問として定期契約を結ばせていただいております。

ページトップへ