皆様ご存じの通り、無線機能を有している機器はRED(無線機器指令_2014/53/EU)の対象になります。

無線機器指令自体は新しくできた法令ではありませんが、今後はArticle 3に記載されている(d)~(f)の要求を満足しなければなりません。

いわゆる最近トレンドとなっているサイバーセキュリティー要件です。

適用開始日は「2025年8月1日」です。

(d)

radio equipment does not harm the network or its functioning nor misuse network resources, thereby causing an unacceptable degradation of service;

【機械翻訳】

無線設備が、ネットワークまたはその機能に害を与えず、またネットワーク資源を悪用せず、それにより許容できないサービス低下を引き起こさないこと

(e)

radio equipment incorporates safeguards to ensure that the personal data and privacy of the user and of the subscriber are protected;

【機械翻訳】

無線設備が、利用者および加入者の個人データおよびプライバシーを確実に保護するためのセーフガードを組み込んでいること

(f)

radio equipment supports certain features ensuring protection from fraud;

【機械翻訳】

無線機器が、不正行為からの保護を保証する特定の機能をサポートしていること

今までは対応したくても参照規格がなく待ちの状況が続いておりましたが、現在はEN 18031シリーズが使用可能となっております。

しかし、規格と法令が矛盾している箇所もあるため参照/評価方法には注意が必要です。

またEN 18031-1,2は評価レポートさえあれば従来通り自己宣言が可能ですが、EN 18031-3は認証機関の関与が必須となっております。

ここからは弊社が可能な支援サービスとなります。

・EN 18031の該否判定

・REDにおけるサイバーセキュリティー要件の説明とリスクアセスメントの実施

・EN 18031シリーズの試験/評価のコーディネート

サイバーセキュリティーへの対応は試験よりもリスクアセスメントなど資料の作成が重要かつ比重が多くなっております。

適用開始日までの期間が限られておりますので、支援を希望の際はお気軽にお問い合わせください。