CEマークは第三者機関から発行してもらうものではなく、製造者自らその適合性を証明し、製品が該当するすべての欧州整合法令に適合していることを宣言するものです。またCEマークは、欧州の整合法令ですので、国の法律になります。
一方、ULマークとは、アメリカ向け製品に対してUL社による評価・認証を受けた製品についてそれを示すマークのことです。また、ULへの適合は、法律ではなく任意であるにもかかわらず、多くのアメリカ向け電気製品はUL認証を取得しています。その理由としては、火災保険などの損害保険に加入する際に、UL認証を受けていることが条件として挙げられているからです。このULマークは、NRTL(アメリカ国家認証試験機関)の1つであり、現在ULを含む19のNRTLが製品安全の認証を行うことができます。これらは、アメリカで使用される様々な製品の安全試験や認証に関するサービスを提供しています。それぞれのNRTLごとに技術内容、認証できる製品が異なります。つまり、それぞれのNRTLが独自のNRTL認証のマークを設けていますが、その中で最も有名なのがULマークだということです。