― 技術ファイル(Technical Documentation)の具体例 ―
CEマーキングに技術文書はなぜ必要か
CEマーキングを製品に表示するためには、製造者が「EU指令・EU規則に適合していること」を証明しなければなりません。
その根拠となるのが、技術文書(Technical Documentation / Technical File) です。
EU市場監督当局から要求された場合、製造者はこれらの文書を提出できなければなりません。
技術文書とは何か
技術文書とは、製品がEU法に適合していることを示す証拠書類一式のことを指します。内容は製品や適用指令によって異なりますが、基本構成は共通しています。
CEマーキングに必要な主な資料
※以下は例となります
① 製品仕様書(Product Description)
• 製品概要
• 型式
• 用途
• 技術的特性
• 使用環境
② 設計図・回路図
• 外観図
• 組立図
• 回路図
• 部品表(BOM)
③ リスクアセスメント結果
• 危険源の特定
• リスク評価
• リスク低減措置
• 残留リスクの確認
※最低限上記が網羅されているもの
④ 取扱説明書
• 最低限英語での作成が必須
• リスクアセスメント結果と矛盾なき事
※多言語化する可能性あり
⑤ 試験レポート(Test Report)
• EMC試験結果
• 低電圧試験結果
• RoHS試験結果(必要な場合)
• 無線試験結果(RED対象の場合)
など
⑥ EU適合宣言書(Declaration of Conformity)
記載内容:
• 製造者情報
• 製品識別情報
• 適用指令・規則
• 適用規格
• 現地代理人の連絡先
• 宣言日
• 代表者の署名
⑦ QMS
• ISO 9001
など
製品の一貫性を証明する資料です。

技術文書の保管期間
原則、製品の最終上市から10年間の保管義務があります。
よくある誤解
× 試験レポートだけあればよい
× CEマークを貼れば完了
× 商社が代行すれば製造者責任はない
CEマーキングの責任主体は製造者(Manufacturer) です。
技術文書作成でお困りの方へ
• 技術文書の構成が分からない
• リスクアセスメントの書き方が不明
• 規格の選定が難しい
• DoCの書き方が分からない
LEAPでは、CEマーキング適合支援・技術文書作成サポートを行っております。
是非お気軽にご相談ください。

