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他社CEマーク適合支援サービスとの比較

投稿日: 2020年7月15日

 

近年、海外輸出のコンサルティングサービスにおいては、サービスが多様化しています。その中でもCEマーク適合サービスに目を向けると、2000年前半まではほぼ認知度がありませんでした。

 

最近耳にするようになった「CEマーク適合支援サービス」は、いざふたを開けてみると、そのサービス内容は会社により千差万別です。そのため、「どの会社に頼めばいいのか分からない」「専門用語が多くてサービスが比較できない」というお声がありましたので、今回は記事にまとめてご案内いたします。

 

各社の特徴

 

まず、CEマークの適合支援サービスを行っている会社は大きく分けて2つです。それぞれの特徴とどのような場合に依頼するのが良いか解説します。

 


 

認証機関・試験所

 

認証機関・試験所では、第三者組織が要求される際に適用される整合法令に示された適合性評価手続きに関連する業務を提供しています。主に、製品安全、EMC/無線、自動車、鉄道、医療機器、マネジメントシステム、化学物質規制、食品安全などに対応する検査、試験、認証、審査の提供をしています。

 

認証機関は、校正、試験、認証及び検査業務の1つ又は複数の適合性評価要素を遂行する機関です。認証機関は、第三者が必要とされるとき、適用されるEU整合法令の意味において適合性評価手続きを実施するため、国家通知当局によって公式に指名された適合性評価機関なのです。これはEU 法令の下で「認証機関・ノーティファイドボディ」と呼ばれています。また一番の特徴として、コンサルティング業務が一切禁止されています。そのため、立場上、不適合箇所へのアドバイスや適合方法などを伝えることはできません。あくまでも、公平に評価を実施するのが認証機関・試験所の役割なのです。

 

【適した企業】

・CEマークの社内実績があり、試験や認証以外の法令/整合規格の順守やドキュメント作成は自社でできる

・製品の該当法令/整合規格の要求事項から認証機関・試験所など第三者機関の関与が必要となる

【向いていない企業】

・CEマークをユーザーから要求されたが該当法令/整合規格が分からない

・CEマークの対応に慣れておらず法令/整合規格の順守やドキュメント作成に不安がある

・製品の類似モデルも同時にCEマークの適合をしたいが、同じテストレポートを使用できるか判断できない

 


 

コンサルティング会社・個人エンジニア

 

一方で、コンサルティング会社・個人エンジニアは、認証機関・試験所よりも幅が広く、そのサービスは会社/エンジニアによって様々です。認証機関・試験所との大きな違いは、名前の通り、コンサルティングやアドバイザリーサービスが可能なことです。これにより、製品の構造や試験がNGだった場合の対策支援や、複数モデルの同時評価に対する相談など、より柔軟なサービスを依頼することができます。

 

ただし、注意するべきは、そのサービス内容が会社/エンジニアによって大きく異なり、最悪の場合、知らないうちにCEマーク不適合な製品を、適合していると思い込んで輸出してしまう可能性があるということです。つまり、コンサル会社・個人エンジニアを選定する時には、本当に自社にとって適切なサービスなのか見極めが必要になります。

 

例えば、産業機械メーカーがCEマーク適合をしたいと考えて、複数のコンサル会社・個人エンジニアに見積依頼したとします。

上記のように、コンサル会社・個人エンジニアは、サービスの範囲も深さも大きく異なり、一概に費用や見積書だけでは判断しにくい面があります。最終的な製品に対する評価や書類が不足しているのに気が付かず、EU輸出してしまっていたケースもあります。CEマークは製造者による自己宣言によってマークを貼付するため、もしこのようにコンサル会社/個人エンジニアの支援に不足があったとしても、EU当局からの罰則は、製造者が対象となります。まずは、自社製品を任せるのに十分な信頼できる会社・サービスなのか見定めることが重要です。

 

「比較してもよく分からなかったので1番安いところに頼んだら、何もしてくれなくて結局CEマークできなかった」というケースも少なくありません。きちんと自社の対応可能な範囲と依頼したい内容を把握した上で、支援依頼する必要があります。

 

【適した企業】

・CEマークの対応が初めて/経験が浅く、適合までの手順が分からない

・設計段階からCEマークの要求を落としこみたい

・試験がNGだった場合に専門家からアドバイスが欲しい

・CEマークの実績はあるが特定の法令/整合規格へのコンサルティングをしてほしい

・今後はCEマークの自社対応ができるように社内教育をしてほしい

 

【向いていない企業】

・製品の該当法令/整合規格の要求事項から認証機関・試験所など第三者機関の関与が必要

・法令/整合規格の要求ではないが、ユーザーから第三者機関の関与を求められている

 

それぞれの特徴について解説しましたが、認証機関・試験所とコンサルティング会社・個人エンジニアでは、それぞれの役割が異なるのです。特にコンサルティング会社・個人エンジニアでは、サービスの範囲も深さも大きく異なるので、会社選びが非常に重要になります。

 

リープコンサルティングが選ばれる3つの違い

 

ではなぜ、数あるコンサルティング会社の中でもリープが選ばれているのか、その違いをご案内いたします。

 

1.オーダーメイドな支援サービス

お客様の製品・スケジュール・費用・輸出先や優先事項に合わせて、オーダーメイドのサービスをご提案しております。非常に手間がかかることではございますが、この柔軟なサポート体制がお客様の労力とコストを削減し、確かな実績となっているのです。

 

2.サービスの柔軟性

当社では多種多様なご要望に対して、「1製品だけ」、「国内だけ」という固定サービスでなく、付随する該当法令のチェックや海外現地での評価まで柔軟に対応し、自分達の仕事はここまでといった線引きはいたしません。もし今までないサービスであれば、作り上げて解決まで導きます。この圧倒的な「お客様目線」こそが、リープの強みであり、顧客から選ばれる理由となっています。

 

3.対応可能範囲の広さ

下記の比較表でも表している通り、これほど幅広く支援できる会社は、認証機関を含めても当社だけです。なぜなら、どの会社も自社エンジニアを保有しており、その範囲でのみサービスを提供しているからです。しかし当社は、社内エンジニア・試験所を抱えないことで公平で最適なコーディネートを行うことができます。それにより「機械指令は評価したが、RoHS指令が抜けていた」などというリスクがありません。

 

他社CEマーク適合支援サービスとの違い(比較表)

上記の比較表でもわかる通り、サービスの範囲と深さ・その柔軟性が当社の強みとなっています。当社コーディネーターは、これまで年間150件以上、累計で1,600製品以上のCEマーク適合支援を実施しております。

 

これだけ多くの日本企業に選ばれている一番の理由は、経験に基づく現場のノウハウを用いることで、ご要望を受けたときに、どのような技術が必要になるかを判断できるからです。これは長年の実績から現場で本当に求められていることを見極め、実現できるからこそなせる業です。

 

プロによる設計・開発に落とし込んだ支援で、どうすればCEマーク適合までたどり着けるのかゴールまで全体をコーディネートいたします。

 

当社サービスの詳しい内容は、コンタクトいただいたお客様へ個別にご案内しております。ホームページに掲載していないサービスもございますので、下記よりお気軽にお問合せください。

 

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